深葉女学院2021年度 修学旅行のしおり

―部屋割り―

マテーラの岩窟ホテル

「サッシ」と呼ばれ、ユネスコ世界遺産の洞窟都市としても知られる、マテーラ旧市街の洞窟住居の多い地区。
石灰岩には風雨の浸食によって自然に穴が形成されるという性質があり、石灰岩質であるマテーラでは洞窟を多く目にします。
つまり洞窟は、マテーラの風土が生んだ天然の住居であり、サッシには旧石器時代から人が住んだ可能性が。
8~13世紀にかけては、イスラム勢力から逃れてこの地にやってきたキリスト教の修道僧が住み着き、130以上の洞窟住居を構えていたのだとか。

今年の修学旅行では、洞窟住居を改装して作られた幾つかのホテルに分かれて宿泊します。
少しずつ雰囲気の違うホテルやお部屋の雰囲気とともに、
オレンジ色の優しい灯りが街全体を包み込む、幻想的な夜景と
朝の静けさのなか教会の鐘の音が響き渡る瞬間を満喫してください。

各部屋にチェックインの際、修学旅行記念としてベネツィアングラス製キーホルダーが届けられています。
デザインは、柔らかな緑色地に、アベンチュリンと銀箔がまるで薔薇のように中心で渦を巻いているもの。
手作りらしく全く同じお品は無いようですが、基本的なデザインと色味はみんなお揃い。
ただし、形は幾つかの種類があるようです。
あなたの元にどんなものが届くかは、見てのお楽しみ。旅の記念にどうぞお持ちください。(※ダイス目に応じたプレゼントとなります)


部屋割り

【ラグジュアリー】(見晴らしの良い上階)2人
地区のなかでも特に高い場所に聳え立つ、広々した白い岩壁の一部屋。
天井のアーチ状のフォルムが美しい室内には、白を基調とした調度品が置かれリッチな気分が味わえます。
旧市街地を望む、専用テラス付き。
備え付けのテーブルセットに腰掛けて、ゆっくり景色を楽しむのもお勧めです。

宿泊者…六条加奈子&宝寿絃
キーホルダー…加奈子さん「スクエアのキーホルダー」、絃さん「円形のキーホルダー」

【リラックス】(いわゆる普通の部屋の部類)2人
旧石器時代のサッシを、最小限の改装でとどめて再利用しているホテルの一室。
キャンドルライトを使った照明とアンティークな木製家具が配されたお部屋は、全面石造り。
石灰石の壁や残されたくぼみがそのまま活かされています。
ホテルに居ながら、まるで洞窟住居の中をさまよっているかのような雰囲気で、
時代を重ねた独特の空間と歴史を、肌で感じることができるでしょう。
また、窓からは幻想的なサッシの光景が広がり、一幅の絵画を飾ったよう。

宿泊者…清岡蘭&椎名ちゆき
キーホルダー…蘭さん「円形のキーホルダー」、ちゆきさん「楕円形のキーホルダー」

【ミステリアス】(いわくつきの洞窟部屋)2人
地下へ続く、少々急な石階段を降りた先にある一室。
例えるなら石窯をそのまま大きくしたかのような雰囲気で、
アーチ型の天井もやや低く、家具は中央に置かれたセミダブルのベッドひとつ。
ベッドの奥にある身の丈程のアーチの奥には、何やら祭壇めいた設えがあり、
中央には唯一の照明となる、蝋燭型のランプがゆらりとした光をたたえています。
※バス・トイレは階段の途中にある、幾分小さなドアの先にあります。

宿泊者…四方田海&雲林院照
キーホルダー…海さん「長方形のキーホルダー」、照さん「卵型のキーホルダー」

【メイド部屋】(説明するまでもない使用人仕様)1人
ラグジュアリールームに付随する、少々手狭な一室。
アーチ状の天井は隣室と比べやや低く、シングルベッドと木製の椅子が置かれるだけのお部屋ですが、
それだけに石灰岩の質感を堪能するには丁度良いのかも…?
窓からは主部屋同様に美しい景色が臨めます。
※オプションとしてメイド服とマナー本をお届け済み。

宿泊者…江森なずな
キーホルダー…なずなさん「ミニハート×4のクローバー型のキーホルダー」